やり直しのない治療を目指して
- 可能な限り
歯を残す - 精度の
高い治療 - さまざまな
症例実績
根管治療は、技術によって
歯の寿命に大きく影響する
治療です。
TAKAHIRO DENTAL
OFFICEでは、豊富な経験
と実績のある歯科医師が治
療を行います。
歯の内部にある根管には、歯髄と呼ばれる神経や血管が通っていて、歯に栄養や水分を供給しています。
むし歯が進行すると、感染は歯髄にまで広がり、神経に炎症が起こることによって、ズキズキとした痛みを感じたり、歯ぐきが腫れたりします。
細菌に感染した神経を取り除いて歯の機能を維持するためには、「根管治療」が必要です。
休診日:木曜・土曜午後・日曜・祝日
当院院長は、2000年から2024年にかけて累計で3,500件以上の根管治療を行っています。
さまざまな症例に携わってきた経験があり、難症例にも対応可能です。
「歯の根の治療が長引いている」「痛みがおさまらない」といったお悩みがある方は、当院にご相談ください。
当院の根管治療では、マイクロスコープを使用しています。
マイクロスコープは、患部を肉眼の最大25倍に拡大して見ることが可能です。
根管内部は非常に狭く、複雑に湾曲しているため肉眼ですべてをとらえることは難しく、治療の際にも歯科医師の経験や勘に頼らざるをえない部分がありました。
しかし、マイクロスコープを使用することで、細部までしっかりと患部をとらえることができます。
歯科医師が目で患部を確認しながら治療を行うことで、細菌の取り残しを防ぐことにつながり、治療の成功率が高まります。
これまでの歯科治療は一般的に “裸眼” で行われてきました。しかし、裸眼での治療ではどうしても歯を削りすぎてしまったり、病変の部分を見逃してしまったりということが出てきます。マイクロスコープを使うと、これまで裸眼では見えなかった病変部分が見えたり、歯のより細かなディティールを確認することができます。
また、歯を削るときにも拡大して見ることで、削る量を最小限に抑えることができます。歯科治療は何度も行えるわけではなく、治療のたびに歯を削らなくてはならないこともあります。
そのため、治療を行う際にはできる限り健康な歯を削らないようにし、精密な治療を行うことによって再治療のリスクを減らすことができます。
例えば、この一万円札には...
「NIPPON GINKO」という文字が書かれています。肉眼では線で見えているところも、拡大することで、はっきりと認識できます。
根管治療を成功させるためには、事前の検査が重要です。
当院では、患者さまの歯の根の状態を確認するために、歯科用CTでお口の中を撮影します。
一般的なレントゲンでは平面的な画像しか撮影できませんが、歯科用CTではお口の中を立体的に撮影することができます。
歯の根の数や神経の方向や位置、根の先端にある病巣の状態なども立体的に、細かく確認することが可能です。
また、歯科用CTは一般的な医科用CTとくらべて、撮影時間が短く、照射の部位がお口周囲に限られていることから、被ばく量が少ないとされています。
当院では、ラバーダム防湿を行った上で根管治療を行います。
ラバーダム防湿とは、歯にゴム製のシートを被せて患部のみを露出させることにより、唾液やお口の中の細菌が患部に入り込むのを防ぐ処置です。
ラバーダム防湿には手間や費用がかかりますが、治療の成功率を高めるためには必要な処置と考えています。
また、汚れや細菌を取り除き、根管を形成するために使用する「ファイル」の性能にもこだわっています。自由診療となる精密根管治療で使用するのは、患者さま専用のオーダーメイドのニッケルチタン製のファイルです。柔軟性があるため、湾曲している根管内部でも、破折のリスクが低いのが特徴です。
保険診療の根管治療では、ステンレス製のファイルを使用します。
根管治療では、感染した神経を取り除いてから、内部を洗浄・消毒して、薬剤を充填する「根管充填」を行います。
根管治療では歯の神経を取ることが必要になるため、歯に栄養が行き届かなくなり、歯の寿命が短くなる可能性が高くなります。
しかし、神経を保護する働きのあるMTAセメントを使えば、神経の一部だけを取り除いた場合に、残っている神経を生かしたまま保存することが可能です。
また、最近ではMTAセメントを改良したバイオセラミックスが開発されていて、根管壁と強固に結合し長期的に安定するバイオセラミック系のセメントが根管充填に使用されています。
当院の精密根管治療では、封鎖性の高いMTAセメントやバイオセラミックセメント系の充填材から症状に合わせて適切なものを使用しています。
お仕事や学業、育児や介護など、さまざまな予定がある中で、むし歯治療のために何度も歯科医院に通うことは難しい方もいらっしゃるでしょう。
根管治療は1回の治療で終わることはなく、複数回の通院が必要です。
治療を途中でやめてしまうと、むし歯が再発し、歯を失うことになりかねません。
そのため当院では、1回の治療時間を60〜90分と長めに設定することで、治療回数を減らすようにしています。
患者さまにとって負担の少ない方法を一緒に考えますので、どのようなことでもご相談ください。
根の先端に黒い影(膿み)を認める
【術前 2022.9.21】
黒い影は消失し、症状はなく経過している
【術後 2023.11.25】
根の先端に黒い影(膿み)を認める
【術前 2020.8.28】
黒い影はほぼ消失し、不快症状は無く順調に経過している
【術後 2024.4.12】
2本の前歯の先端に黒い影を認める【術前 2019.7.22】
黒い影は消失し、不快症状は無く順調に経過している
【術後 2023.7.10】
左の根の先端に黒い影を認める【術前 2023.5.12】
黒い影は消失し、不快症状は無く順調に経過している
【術後 2023.11.13】
2本の前歯の先端に黒い影を認める
【術前 2019.7.22】
黒い影は消失し、不快症状は無く順調に経過している
【術後 2023.7.10】
治療方法の制限
使用する設備・
器具の制限
使用する
材料の制限
治療時間の制限
保険診療と自由診療では、治療にかけられる時間や通院回数、使用できる器具や材料などが異なります。
さらに、自由診療では歯科用CT・マイクロスコープ・ニッケルチタン製のファイルなど、保険診療では使用しない設備や技術を活用することで、より精密な治療が可能です。
根管治療を成功させるためには、歯の根の構造を熟知した歯科医師が科学的根拠に基づいた診査・診断を行い、先進技術を活用して治療にあたることが重要です。
ご自身の歯をできるだけ多く残したい方は、精密根管治療(自由診療)をご検討ください。
保険診療と自由診療の違いについてわかりやすく説明しますので、どのようなことでもお気軽にご質問ください。
保険診療 | 自由診療 | |
---|---|---|
1回の 治療時間 |
15〜30分 | 60〜90分 |
通院回数 | 7〜8回 | 2〜3回 |
精度 | 肉眼または拡大鏡 (肉眼の約8倍) |
マイクロスコープ (肉眼の約25倍) |
使用 ファイル |
ステンレスファイルなど | ニッケルチタン製のファイルなど |
使用薬剤 ・セメント |
保険の薬剤を使用 | 症例に合わせてMTAやバイオセラミック系のセメントを使用 |
使用器具 | 滅菌した一般的な器具を使用 | 患者さま専用のオーダーメイドの器具を滅菌して使用 |
根管治療 の成功率 |
40% | 95% |
費用 | 保険が適用されるため、自己負担割合に応じた費用 | 保険が適用されないため全額自己負担 66,000円(税込)~ |
休診日:木曜・土曜午後・日曜・祝日
お口の中を確認し、歯科用CTで撮影を行います。
撮影した画像をもとに、神経の位置や根管の数・方向など、歯の根の状態を細かく把握し、お一人お一人に合わせた治療計画を作成します。
撮影した画像をお見せしながら、治療計画をわかりやすく丁寧にご説明します。
ご不明な点があれば、どのようなことでもご質問ください。
治療計画にご同意いただいてから、治療を始めます。
通常の根管治療では完治ができないと判断した場合は、歯根端切除術などの外科的な処置をご提案することがあります。
治療を始める前には歯にゴム製のシートをかけ、患部のみを露出させるラバーダム防湿を行います。
ラバーダム防湿は、再感染、薬剤の誤飲、治療器具の落下などを防止する効果があり、患者さまにとってメリットの多い処置です。
最初に歯を削り、歯髄部分を露出させて感染した神経を除去します。
その後、根管内を薬液で洗浄・消毒し、薬剤をつめて仮の蓋をします。
歯の状態によっては、洗浄・消毒を複数回繰り返すこともあります。
根管内に充填剤を入れて密閉状態にしてから、土台を立てます。
お口の型取りを行い、被せ物を製作します。
被せ物が完成したら装着して、かみ合わせなどを細かくチェックし、問題がなければ治療終了です。
被せ物は、7~14日ほど製作にお時間をいただきます。
治療後は、定期的なメンテナンスが必要です。
ご家庭でのセルフケアと歯科医院でのメンテナンスを継続して、健康な状態を維持しましょう。
休診日:木曜・土曜午後・日曜・祝日
歯は一度抜いてしまうと、二度と元には戻りません。
簡単に抜いてしまうのではなく、残せる方法がないかを検討し、1本でも多く歯を残すのが当院の方針です。抜歯やインプラントは、あくまで最終的な方法だと考えています。当院には、「他院で抜歯しか方法がないと診断されたけれども、歯を残したい」というご相談が非常に多く寄せられています。
お口の中をしっかりと調べて、お一人お一人に適した治療を行った結果、多くの方が抜歯することなく、健康な歯とともに充実した毎日をお過ごしです。
ご満足いただけた患者さまがご家族やご友人をご紹介くださり、絆が広がっていくことを何より嬉しく感じています。
今後も、歯科治療を通して地域貢献ができるように努めてまいりますので、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
あらゆる世代の患者さまがリラックスして過ごせる空間で、人と話すのが好きなスタッフが親身になってお話をおうかがいします。
当院では、一般的な歯科治療から専門的な治療まで幅広い症状に対応可能です。
まずはお気軽に、世間話をする感覚でお口のチェックにお越しください。
治療後も痛みが続いている場合は、組織を傷つけているケースや感染した神経を取り残しているケースが考えられます。
ほかにも、さまざまな可能性がありますので、ガマンせずに受診しましょう。
当院院長は、これまで難症例も多く経験し、歯の根の構造について熟知しています。
エビデンスに基づいた診断と先進技術を活用した精密治療で、できるだけ歯を残せるように努めています。
他院で抜歯と診断を受けた場合でも、ご相談ください。
むし歯の進行段階や患者さまの症状によって治療期間は異なりますが、一般的には精密根管治療の場合2〜3回が平均です。
通院を途中でやめてしまうと再感染を起こして治療が長引くおそれがありますので、最後まで治療を受けましょう。当院では、治療を始める前に治療期間の目安をお伝えしています。
根管治療は「歯を守るための治療」です。
重症化したむし歯でも歯を残せるように、感染した神経を取り除き歯の機能を維持させます。
ただし、根管治療が不十分であると再発し、再根管治療が必要になることがあるのです。
再根管治療は初回に比べてさらに難易度が高くなるため、当院ではエビデンスに基づいた診断と技術で再発のリスクをできるだけ抑え、歯の機能を維持するよう努めています。
むし歯の進行状態によっては、根管治療を行っても改善しないことがあります。その場合は歯根端切除術などの、外科的歯内療法を行うことで改善できることもあります。
ただし、歯根にヒビが入っていたり割れたりしている場合は、抜歯となることがあります。