このような
お悩みはありませんか?
重度の歯周病で抜くしかないと言われたが、できれば歯を残したい
数年前に治療した歯が痛い、腫れる、または歯が浮く感じがする
同じ部分が繰り返しむし歯になる
当院はできる限り歯を抜かずに、機能を回復させる「保存治療」を得意としています。肉眼では見えないほど、細く複雑な形状をしている歯の根も、歯科用拡大顕微鏡「マイクロスコープ」を用いて目でしっかり確認することで、精密な治療を行っています。※自費診療になります(4万円~)
保存治療とは
保存治療とは、歯を抜くことなく天然の歯をできる限り残して、お口の機能を回復させる歯科治療です。
おもに、むし歯で失った部分を修復する「保存修復」、むし歯菌が神経にまで達した場合などに歯の内部の治療をする「根管治療」、歯周病で破壊された歯周組織の治療をする「歯周治療」の三つがあります。「保存修復」や「歯周治療」も大切ですが、土台である歯がむし歯菌に侵された状態では良い結果は得られません。どちらも「根管治療」がしっかりできていることが前提です。
当院の院長は、保存治療のなかでも複雑で高度な技術が求められる「根管治療(歯内療法)」を得意としております。他院で「抜くしかない」と言われた方もあきらめずに、まずは当院へご相談ください。
根管治療が必要な歯とは?
歯の中には、歯髄という軟らかい組織があります。歯髄は、顎の骨の中の神経や血管とつながっている根の先のほうの小さな穴です。むし歯が進行して歯髄が細菌に感染すると、歯がひどく痛んだり、歯ぐきが腫れたりします。このような場合は、根管治療(歯内療法)が必要になります。
根管治療とは?
根管とは、歯の血管と神経が通っている歯の根の部分です。根管にまでむし歯菌の感染が広がった場合は、すぐに専門的な治療が必要です。
根管治療では細菌に感染した神経を取り除き、神経の入っていた部分を清掃・消毒します。次に無菌状態にした管を密閉し、その上から被せ物をします。この根管治療によって、これまで抜歯するしかなかった歯を残せたり、神経を残せる可能性が高まります。
当院の根管治療設備
マイクロスコープ
マイクロスコープとは歯科用の顕微鏡で、裸眼の約20倍まで拡大して患部を診ることができる機械です。1mmの幅もない根管の治療においては、勘や経験に頼らず肉眼でしっかり病巣を捉えて施術できるマイクロスコープが、治療の精度を飛躍的に高めてくれます。
しかし、マイクロスコープを使いこなす高い技術力を持った歯科医院は未だわずかしかありません。ご自身の大切な歯を守るため、根管治療はマイクロスコープを備え、安心してまかせられる歯科医院を選ぶことをおすすめします。
映像で見られる根管治療
当院ではマイクロスコープと連動した録画システムを採用しています。ご自身の歯の現状を目で見ていただくことで、治療の進行具合などを把握していただけます。根管治療は治療回数が多くなるため、本当に治療が進んでいるのか不安にならないよう、お口の状況を確認していただきながら進めていきます。
ラバーダム
ラバーダムとは、治療する歯以外の場所を覆う「ゴム製のシート」のことです。お口の唾液に含まれる細菌は、根管治療の大敵です。そのため、ラバーダムで唾液を隔離し、防湿しながら清潔な環境を確保するのです。
根管内をしっかり消毒できる上、粘膜に飛び散る心配がないため殺菌効果の高い薬剤を使用できるなど、ラバーダムは精度の高い根管治療に欠かせません。
また、長時間お口を開けていても奥に唾液や水が溜まらず、患者さまの負担軽減にもつながります。
形状記憶合金
根管は非常に細い上に複雑に入り組み、湾曲しています。
そのため根管内に挿入するステンレス製の治療器具が根管内で詰まったり、折れるなどのトラブルが起きる場合があります。
当院では、根管の形状に合わせてしなやかに追随できる形状記憶合金(ニッケルチタンファイル)を使用しています。詰まりや破損などのトラブルを防ぎ、複雑に曲がった根管もすみやかに処置します。
MTAセメントによる根管充填
MTAセメントとは歯科用のセメントのことで、滅菌した根管を密閉するのに使います。生体親和性に優れ身体にやさしい、殺菌作用がある、歯を割れにくくするなど多くのメリットがあります。自由診療になりますが、これまでは抜くしかなかった歯も、残せる可能性が格段に高まります。
当院はこれらの先進的な治療機器を導入するだけでなく、それらを使いこなす知識と技術にも自信を持っています。複雑で難しい「根管治療」は、敬遠する歯科医院が多いのも事実です。しっかり治療できる医院が少ないからこそ、根管治療は当院の使命と考え、真摯に取り組んでいます。お困りの方は、治療経験の多い当院に安心しておまかせください。
根管治療の流れ
STEP
1 |
根の長さの測定 | 神経を取り除き、根管の長さを測定します。 |
---|---|---|
STEP
2 |
根管の清掃 | 根管の中の汚れ、むし歯菌に侵食されている象牙質をしっかり取り除きます。 |
STEP
3 |
薬剤による消毒・殺菌 | 根管の中の汚れを完全に取り除いた後、細菌が残らないように消毒します。 |
STEP
4 |
根管充填 | 消毒が終わった後、薬剤を歯の根の先端まで隙間なく詰めて細菌が入らないように仮の詰め物で密閉します。 |
STEP
5 |
土台・被せ物 | 歯の根の上に土台を入れて、被せ物をして治療が完了になります。 |
根管治療中のお願い
治療を途中で中断しないでください!
根管は複雑な形をしているため、根っこの先まで消毒するには、複数回の治療が必要になります。途中で治療を止めてしまうと症状が悪化し、最悪の場合は抜歯に至るケースもあります。
当院では一回の治療に時間をかけることで、なるべく通院回数を減らす治療も行っております。通院は大変ですが、その頑張りをムダにしないためにも、最後まで治療を続けていただきたいと思います。